1月も今日で最後、ということで一月の日記を振りかえってみると、行事の話が多々、出てまいりました。
それに続いて出てきたのが、旧暦。
でも、旧暦って一体なんなんでしょうか?
一応、辞書では暦の改定があった際に、古い歴をさしていう、という事になっています。
という事で、調べてまいりました。
まず、今の日本で使われている暦は、古くメソポタミアで作られたグレゴリオ暦だそうです。
導入されたのは明治6年も1月1日からで、その前の歴は明治5年12月2日まで使われていたそうです。
ん? なにか変だと思いませんか? そう、実は明治5年は12月2日までしかないんですね。
大変です、暦がずれました。(嘘です)
本当は元々ずれていた日本の暦をこの日、ぴったり合わせてしまったという事なんですね。
ですので、以下のようになってきます。
明治5年12月1日 西暦1872年12月30日
明治5年12月2日 西暦1872年12月31日
明治6年1月1日 西暦1873年1月1日
なんだか、ちょっと乱暴な気もしますが、年号が明治の一桁代だって事で目を瞑っていただけないですか?
先日までの大河ドラマのように時代の変わり目ってそんなものなのかもしれません。
ですので、明治5年と明治6年は1カ月ずつ少なくなってしまうんですよ。
え? 5年は分かるけれど、6年は違うんじゃないかって?
実はそれまで使っていた暦は19年に7回うるう年を挟むと、太陽や季節とのズレが調整できたらしく、明治6年はうるう月が入る年。
暦を改めたら、2カ月消えてしまった、というのも少し恐ろしい話かなと。
旧暦に話を戻しますと、こちらは天保暦という暦です。
元々日本の暦は中国の暦をベースに作られていました。
それが、日本独自の暦として、江戸時代に入ってから制定されて、100年から50年に一度作りなおされていたようです。
旧暦と一言で言っても、なかなか色々あるものですね。
ちなみに、今日は旧暦の1月1日という事になっています。
もう一度、お正月、ってお話ではないんですが。
山忠の齊藤がお伝えしました。